こんにちは!当ブログのライターのまつです。
1月16日に公開した当ブログの「トレラン初心者ガイド」を読んで、「よし、山を走ってみよう!」と決意したあなた。
次に迷うのが「どのシューズを買えばいいの?」ということですよね。
ロード用のシューズとは、見た目も機能も全く違うトレランシューズ。
「山道で滑ったら怖いし、かといって重いのは嫌だ…」「サイズはどう選ぶのが正解?」と、不安になるのも無理はありません。
この記事では、50以上の大会に出場し、信越五岳110kmを2回完走しSTYやUTMFといった過酷なレースを完走・出走してきた筆者の知見と経験をギュッと凝縮。
初心者の方が「これを選べば間違いない!」と自信を持って言える、最高の相棒(シューズ)を見つけるお手伝いをします!
この記事でわかること
- 失敗しないための「サイズ選び」と「3つの基準」
- 初心者がまずチェックすべき人気4大ブランドの特徴
- 「ゴアテックス(防水)」よりも大切な足元の秘密
- ベテランが教える、痛みを防ぐための裏ワザ
目次
トレランシューズ選びで失敗しないための「3つの絶対基準」

トレランシューズ選びは、単なるデザインの好みだけで決めると、山の中で痛い目を見てしまいます。
まずは、絶対に外せない3つのポイントから見ていきましょう。
サイズ選び:普段のランニングシューズより「+0.5~1.0cm」大きい理由
「えっ、そんなに大きくていいの?」と思うかもしれませんが、これには切実な理由があります。それが「下り坂での爪の保護」です。
トレランはロードと違い、急な下り坂を走ります。その際、足が靴の中で少しずつ前方にズレるため、ジャストサイズだと爪が靴の先端に当たり続けてしまうんです。
💡 筆者のリアル体験 「初心者の頃、ジャストサイズの靴で30kmのレースに出たんです。下り坂でつま先が当たるな〜と思っていたら、ゴール後、両足の親指の爪が真っ黒に(爪下血腫)。数週間後にはポロリと剥がれてしまいました。あの痛みは本当に辛い……。皆さんには、ぜひ『捨て寸』の大切さを知ってほしいです」
靴を履いて、つま先に「1cm程度の余裕(捨て寸)」があるものを選びましょう。足のむくみも考慮して、「いつものランニングシューズより0.5〜1.0cmアップ」が、トレラン界の黄金ルールです。
ただ、中にはジャストフィットでもOKという人がいることも頭の片隅にいれておいてくださいね。
クッション性:走る距離と自分の脚力に合わせて選ぶ
山道は岩や木の根など、足裏への突き上げが激しい場所です。初心者がまずチェックすべきは、ソールの厚さ(クッション性)です。
- 厚底タイプ: 膝への衝撃を最小限に抑えてくれます。体重がある方や、まずは完走を目指したい初心者さんに一番おすすめ。
- 中厚底タイプ: 適度なクッションと、地面の情報が伝わりやすいバランスの良さが魅力。
初心者はまず、「膝に優しい厚底」か、汎用性の高い「中厚底」から選ぶのが正解です。
アウトソールのグリップ力:得意な路面(サーフェス)を知る
靴の裏(アウトソール)にある突起を「ラグ」と呼びます。このラグの形状で、得意な路面が変わります。
- 深いラグ: 泥んこの道(マッド)でも滑りにくい。
- フラットめのラグ: 乾いた土や岩場で安定する。
ブランドによって独自のゴム素材を使っていますが、初心者のうちは「オールラウンドに使える4mm前後のラグ(あまり突起していない)」が付いているモデルが最も使い勝手が良いですよ!
【2026年最新】人気4大ブランドの徹底比較とおすすめモデル
いよいよブランド選びです。今、日本のトレランシーンで圧倒的な支持を得ている4つのブランドを紹介します。
HOKA(ホカ):圧倒的なクッション性と安定感
今やトレラン界の代名詞とも言えるのがHOKAです。最大の特徴は、見た目通りの「マシュマロのようなクッション性」。
- 代表モデル:スピードゴート(Speedgoat)筆者も一時期はいていたシューズ。初心者の方には「迷ったらこれ」と太鼓判を押す名作。驚くほどのクッション性と、Vibramソールによる強力なグリップが融合しています。
- 代表モデル:チャレンジャー(Challenger) ロードからトレイルまでこなせる「二刀流」。家の近くの公園から山まで、これ一足で行けちゃいます。
こんな人におすすめ: 膝を守りたい、長時間楽に走りたい。
Salomon(サロモン):抜群のフィット感と機動力
フランス発の老舗ブランド、サロモン。シュッとした細身のデザインと、紐を引っ張るだけで固定できる「クイックレース」が非常に便利です。
- 代表モデル:センスライド(Sense Ride) サロモンの中で最もバランスが良く、初心者から上級者まで愛される一足。足との一体感が凄いです。
こんな人におすすめ: 足が細めの方、素早い着脱を求める方。
ALTRA(アルトラ):自然な走りを促す「ゼロドロップ」
アルトラは、つま先と踵の高さが同じ「ゼロドロップ」という特殊な設計をしています。
- 代表モデル:ローンピーク(Lone Peak) トレラン界の超ベストセラー。つま先が広く、指がのびのび動かせるのが特徴。筆者も「110kmレースで足が浮腫んでも痛くならない」と長年愛用しています。
こんな人におすすめ: 指先を締め付けられたくない方、自然なフォームを身につけたい方。
ASICS(アシックス):日本人の足に馴染む信頼の設計
「やっぱり日本人の足にはアシックス」という声も多いです。幅広(ワイド)モデルの展開も豊富で、安心感が違います。
- 代表モデル:トラブーコ(Trabuco) プロテクション性能が高く、ガシガシ岩場を走っても足を守ってくれる安心の一足。
こんな人におすすめ: 幅広・甲高の方、信頼の日本ブランドを選びたい方。
よくある質問:トレランシューズは「防水(ゴアテックス)」がいい?

「雨でも大丈夫な防水モデルにするべきか?」という質問、実はショップでも一番多い相談なんです。
結論から言うと、筆者はショップ店員時代、防水を探している方にこそ「最初は非防水(メッシュ)モデルを選んで、その分良いソックスを買いましょう!」と伝えていました。
- 防水(ゴアテックス)のデメリット: 最大の弱点が、「一度靴の中に水が入ると、全く抜けない」こと。渡渉(川を渡る)や激しい雨で、靴の中が「金魚鉢」状態になり、重くなって足がふやけてしまいます。
靴で防ぐより「ソックス」で逃がすのが正解!
山を走れば、水は入るもの。大切なのは「濡らさないこと」ではなく、「濡れてもすぐに乾く、あるいは濡れた感覚を足肌に伝えないこと」です。
💡 激推しアイテム:Drymax(ドライマックス) 「筆者がショップ時代から今も愛用しているのが、ドライマックスというソックスです。独自の特殊繊維が水分を外へ押し出して、肌側を常にドライに保ってくれます。たとえ靴が水没しても、足の皮膚はサラサラに近く、靴を防水にするより、このソックスを履く方がマメやふやけのトラブルは劇的に防げます!」
高性能なシューズの通気性を活かしつつ、最強のソックスを組み合わせる。これが過酷なレースを走り抜くベテランたちのリアルな実状なんです。
まずは一足、自分の足に合う「相棒」を見つけよう
トレランシューズ選びのポイント、いかがでしたか?
ポイントのおさらい
- サイズは普段より+0.5~1.0cm大きめを選ぶ
- 初心者はクッション性重視の厚底・中厚底が安心
- 防水よりも「速乾ソックス(ドライマックス等)」との組み合わせを優先
この3点さえ押さえれば、大きな失敗はありません。
編集長Mも言っています。「道具選びもトレランの楽しみのひとつ。でも一番大切なのは、その靴を履いて山へ飛び出す勇気です!」と。
まずは気になる一足をショップで試着して、山への第一歩を踏み出しましょう。